花の唄

3回目です。先日は産婦人科に行って、子宮がん検診に引っかかっていますので追加の検査をして、その結果が芳しくなければ、来週以降に2日間使って更に検査をしますと言われました。癌ではなくその前のステージの可能性がある、とのこと、正直どういう反応をしたらいいのか分かりませんでした。前回の子宮内膜症もですが、例えば風邪や怪我なんかみたいに、今、苦痛を味わっていないとどこか他人事のような、端的に言うとどうでもいいなって思ってしまう。いや、悪くないに越したことはないのですが。

 

さて今回は最近の気持ちの変化について少し。ライトな話です。

退院して暫くして、たまに福岡に行くようになってから、なぜか何度もDTさんに会いました。なんでだったか。きっかけも何も全く思い出せません。久々の最初に会ったのは、にーなさんとちゃいこさんに遊んでもらった時だったような気もします。違うかも。何度目かにだらだらしていた時、映画を見終わってぼーっとしていると、別れてからもやっぱりずっと好きだったと言われました。思わず泣いてしまって、前に一緒に居たときは一度も将来の話をしてくれたことがなかったから、私が未来に含まれてると思ってなかったって泣きながら返したんですけど、思い返すとなんだクソ重い女ですね。ふざけるな。謝られて、それからは積極的に具体的な話をしてくださるようになりました。うれしい。

でもさ、一度も、1年以上付き合ってきて一度も、院も就職もこれからどうしたいかも何も知らないの、普段全然好きだとかもないの、でも怖くて聞けないし、ずっといつか終わるんだろうなって思ってた。そんな時期もありました。これまで、付き合ってきた彼氏や、それに類する人たちと誰一人そういう話をしたことがなかった。毎日一緒に食卓を囲んでだらだらぼんやりとした幸せを共有していても、自分からそういった 踏み込んだ話をすることは憚られて、最初から最後まで何も分からないままだった。それでもよかったし、私自身未来の事なんて考えてなかった、ぼんやりと、疑似的な同棲は楽しかったけれど、永久に続く程人生は安直じゃないのだろうなと、きちんと向き合うこともしなかった。もしかすると寧ろ、先の話が付与すると怖くて逃げだしていたかもしれない。

ここ数年でそれがどうでもよくなくなってきて、年をとったのか、どんどん自分の需要が、価値がなくなっていく事がこわくなってきたのか、死を恐れているのか、不思議だなと思います。私はまだだれも選びません。決めようとする頃には捨てられているかも。

物凄い勢いで暖かくなり、毎日、何を着たらいいのか皆目見当もつかない日々を 浮かないように、必死で周りに合わせる日々を 苦しみながら乗り越えていこうね いつ春コートを脱いだらいいのか教えてね 自然さを持ちえないが為に普通の人間とよりコートを脱ぐのが一日遅れるその日が、人間外のものには見えないルールの存在を思い知らされるのが嫌だから